出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…後漢では都の太学の前に石経として本文が刻まれ(175),また注釈も多く作られるようになった。それらの注釈はほとんど滅びたが,魏の何晏(かあん)の《論語集解(しつかい)》は漢の孔安国や鄭玄(じようげん)(鄭注とよばれ,敦煌からの発見と近年のアスターナの発見とで約2分の1が残る)など八家の注に自説を加えたもので,古注の代表として今日まで伝わっている。 やがて南宋の朱熹(しゆき)(子)によって朱子学が成立し《論語集注》(新注)が著されると(13世紀),五経に代わって四書が重視され,《論語》はその筆頭として絶対の権威をもつようになった。…
※「論語集解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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