デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「謙道宗設」の解説 謙道宗設 けんどう-そうせつ ?-? 戦国時代の僧。渡来人ともいわれる。大永(たいえい)3年(1523)大内義興(よしおき)派遣の遣明船正使として,副使月渚(げっしょ)永乗とともに明(みん)(中国)の寧波(ニンポー)にわたる。同時期に到着した細川高国派遣の遣明船を明当局が優遇したため,細川船の正使鸞岡(らんこう)瑞佐を殺害。町で放火や略奪をおこなった(寧波の乱)。事件後,勘合貿易は大内氏が独占した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例