精選版 日本国語大辞典 「講衆」の意味・読み・例文・類語 こう‐しゅ【講衆】 〘 名詞 〙① 講会(こうえ)に集まり、説教を聞く人々。講義の聴衆。[初出の実例]「いと志はなかりけれとも、物なとをも得てくはんと思て、講衆に入ぬ」(出典:康頼宝物集(1179頃)中)② 講の仲間に加入している人々。[初出の実例]「御講衆(おカウシュ)の中の大道筋の和国屋塵入殿嫁に、旦那殿が約束なされて」(出典:浮世草子・世間娘容気(1717)四)③ 論義法要としての講に出仕し、所作をはたす僧衆。[初出の実例]「講師者、先達之中守二夏臈之次一可レ請レ之。問者論匠者、講衆之内以二当座探一可レ勤レ之」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃)仏法篇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例