講会(読み)コウカイ

デジタル大辞泉 「講会」の意味・読み・例文・類語

こう‐かい〔‐クワイ〕【講会】

無尽講などの講の集会

こう‐え〔‐ヱ〕【講会】

仏典などを講ずる法会。講。

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精選版 日本国語大辞典 「講会」の意味・読み・例文・類語

こう‐かい‥クヮイ【講会】

  1. 〘 名詞 〙 無尽講、頼母子講(たのもしこう)などの集会。
    1. [初出の実例]「無尽講、頼子講又は之に類似の講会を組織する者は」(出典:台湾総督府令第六七号‐明治三五年(1902)八月二二日)

こう‐え‥ヱ【講会】

  1. 〘 名詞 〙 諸寺で催す経典を講ずる法会。
    1. [初出の実例]「廿一日 庚子。辰時。参堂有講会」(出典:参天台五台山記(1072‐73)一)

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世界大百科事典(旧版)内の講会の言及

【講】より

頼母子無尽【桜井 徳太郎】
[中世の講]
 中世社会の講には大別して宗教的講と経済的講とがある。寺院における講経,法会の講は講会(こうえ)といわれるが,法華経を講ずる法華八講,最勝王経を講ずる最勝講などがあり,のちには念仏講,往生講,舎利(しやり)講などがある。鎌倉時代以後の新仏教宗派のうち,浄土真宗の報恩講,日蓮宗の法華講などは,宗派の教線拡大と教団の維持を意図して組織されたものである。…

※「講会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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