…頼母子無尽【桜井 徳太郎】
[中世の講]
中世社会の講には大別して宗教的講と経済的講とがある。寺院における講経,法会の講は講会(こうえ)といわれるが,法華経を講ずる法華八講,最勝王経を講ずる最勝講などがあり,のちには念仏講,往生講,舎利(しやり)講などがある。鎌倉時代以後の新仏教宗派のうち,浄土真宗の報恩講,日蓮宗の法華講などは,宗派の教線拡大と教団の維持を意図して組織されたものである。…
※「講会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...