精選版 日本国語大辞典 「譬え」の意味・読み・例文・類語 たとえたとへ【譬・喩】 〘 名詞 〙 ( 動詞「たとえる(譬)」の連用形の名詞化 ) 異質の物事の類似点をとらえ、連想させること。また、わかりやすく引きあいに出した語句。引用の例。たとしえ。[初出の実例]「宇治人の譬(たとへ)の網代吾ならば今は寄らまし木屑(こつみ)来ずとも」(出典:万葉集(8C後)七・一一三七)「古への世のたとへにも、さこそはうはべにははぐくみげなれと、らうらうじきたどりあらむも賢きやうなれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例