議院石(読み)ぎいんせき

改訂新版 世界大百科事典 「議院石」の意味・わかりやすい解説

議院石 (ぎいんせき)

広島県倉橋島南岸に産する粗粒の花コウ岩の石材名。淡紅色長石を含むいわゆる桜御影としては,今日,大量に産する唯一のもので,広く土木建築用に利用される。元来尾立(おだち)石と呼ばれていたが,昭和初期の国会議事堂造営にあたって,その外装材として使われたのでこの名に改められた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「議院石」の解説

議院石(ぎいんせき)

石材の名。広島県安芸郡倉橋島で産出される花崗岩名前由来は国会議事堂や、衆参議院議員会館に使用されたことから。

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