護山神社(読み)もりやまじんじや

日本歴史地名大系 「護山神社」の解説

護山神社
もりやまじんじや

[現在地名]付知町 護山

字護山に本社があり、現加子母かしも村域に含まれる井出いで小路こうじ谷口に奥社がある。祭神は久久能知命・大山津見神・鹿屋野姫命。旧県社。天保九年(一八三八)江戸城西の丸の改修に際し、裏木曾の山の木を伐ろうとし、山の神の霊異があったので、幕府尾張藩に命じて山の神を祀らせたのが起りと伝える。同一一年尾張藩主徳川斉荘は吉見相模守・同讃岐守父子に命じ、将軍家より下賜された神霊石三基(山林・草野の祖神)をもって、井出ノ小路谷口に堂社造営奉祀にあたらせた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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