日本歴史地名大系 「讃岐国郷帳」の解説 讃岐国郷帳(天保郷帳)さぬきのくにごうちよう 一冊成立 天保五年原本 国立公文書館解説 郷帳とは郷村高帳のことで、幕府の命によって作成された。讃岐国は一一の郡と小豆島・塩飽島・直島に分けて記されている。讃岐全体では村数三七七・石高二九万一千三二〇石余である。この石高には永捨や年季捨が含まれ、実際の生産高より高くなっており、明治初年の旧高旧領取調帳より各村の石高は概して多い。また村は近世初期に幕府から領知を認められた時の朱印高(拝領高)の村であり、のち上・下や東・西などに分離または新たに置かれた村ごとには記されていない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by