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小豆島 しょうどしま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小豆島
しょうどしま

香川県北東部,備讃諸島東端にあり,兵庫県淡路島に次ぐ瀬戸内海第2の島。豊島など周辺の 20余の属島を含み,南東部の小豆島町,北西部の土庄町からなる。最高点は星ヶ城山(817m)。花崗岩類上に火成砕屑石,安山岩類を載せるテーブル型の開析された溶岩台地で,北西端に中新世の土庄層群や更新世洪積世)礫層からなる洪積台地がある。

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デジタル大辞泉の解説

しょうど‐しま〔セウド‐〕【小豆島】

香川県北東部、瀬戸内海東部の島。淡路島に次ぐ内海第2の大島。奇岩の多い寒霞渓(かんかけい)がある。西側湯船山腹から湧出する水は貴重な水源。醤油醸造、オリーブ栽培、花崗岩(かこうがん)の採石、そうめんの製造が行われる壺井栄の小説「二十四の瞳」の舞台。面積153平方キロメートル

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百科事典マイペディアの解説

小豆島【しょうどしま】

瀬戸内海東部にある島。面積153.25km2で,淡路島に次ぐ内海第2の大きさ。古くは〈しやうす島〉ともみえ,中世には小豆島庄などが成立していた。15世紀には塩の生産が盛んであったことが知られ,熊野水軍の勢力下の水軍も活動した。
→関連項目池田[町]内海[町]香川[県]土庄[町]備讃諸島

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうどしま【小豆島】

香川県北東部にあり,瀬戸内海では淡路島に次ぐ第2の大島。島の面積は152km2,海岸線の長さ126kmで,南岸は半島や湾がよく発達する。行政的には西方の豊島(てしま)などとともに小豆(しようず)郡(1989年の人口4万2228)をなし,内海(うちのみ),土庄(とのしよう),池田の3町に分かれる最高峰は星ヶ城山(817m)で,その西側には美しの原と呼ばれる標高約700mの平たんな台地が広がる。これらはメーサ型の開析溶岩台地で,花コウ岩の上に讃岐岩質安山岩が厚くおおい,台地周辺は急崖をなして一部は銚子渓のような景勝地をつくっている。

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大辞林 第三版の解説

しょうどしま【小豆島】

淡路島に次ぐ瀬戸内海第二の島。香川県に属する。面積約152平方キロメートル。全島山がちで、海岸の出入りが多く、寒霞渓かんかけいなどの景勝地に富む。瀬戸内海国立公園の中心。花崗かこう岩採掘が盛ん。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔香川県〕小豆島(しょうどしま)


香川県北東部、瀬戸内海の備讃(びさん)瀬戸にある島。淡路(あわじ)島に次ぐ瀬戸内海で2番目に大きい島。面積153.2km2。土庄(とのしょう)町・小豆島町の2町がある。開析(かいせき)の進んだ溶岩台地からなる山がちの島。最高峰は嶮岨(けんそ)山(星ヶ城(ほしがじょう)山)の標高817m。浸食が激しく、中央に寒霞(かんか)渓の奇勝がある。降水量が少なく、おだやかな瀬戸内式気候。古くから「島四国」とよばれる小豆島八十八箇所巡りでにぎわった。第二次大戦後、壷井栄(つぼいさかえ)『二十四の瞳(ひとみ)』の映画化で脚光を浴び、一大観光地に発展。瀬戸内海国立公園に属し、国指定名勝の寒霞渓のほか野猿で知られる銚子(ちょうし)渓や国際キャンプ場の大余(おおよ)島などがある。佃煮(つくだに)・醤油(しょうゆ)・手延べ素麺(そうめん)の生産が盛ん。オリーブ栽培が行われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

小豆島
しょうどしま

香川県の北東部海上にある瀬戸内海第二の島。面積153平方キロメートル。備讃(びさん)瀬戸の東部に位置し、東には播磨灘(はりまなだ)を介して淡路(あわじ)島がある。小豆(しょうず)郡土庄(とのしょう)町、小豆島(しょうどしま)町からなり、属島に豊島(てしま)などがある。『日本書紀』には応神(おうじん)天皇が小豆島に遊んだという記載があり、古代の山城(やまじろ)跡などもある。古くは備前国(びぜんのくに)児島(こじま)郡に属し、江戸時代には幕府直轄地であったが、大坂町奉行(まちぶぎょう)、倉敷代官、津山藩預かりと支配体制がよく変わり、住民は苦しめられた。江戸時代には讃岐(さぬき)との関係はなかったが、1871年(明治4)東部3村が、翌年西部6村が香川県に合併された。
 交通は、土庄港を中心に高松、岡山、姫路、大阪などからの定期船便があり、島内では路線バスの運行のほか定期観光バスもある。国道436号が通じる。[坂口良昭]

自然

地形は典型的な開析溶岩台地で、花崗(かこう)岩を基盤に集塊岩、凝灰岩、両輝石安山岩がのっている。最高点は星ヶ城山(ほしがじょうさん)の816メートルで、台地面の大部分は770メートル程度で美しの原とよばれている。安山岩の崖端(がいたん)にできた渓谷が銚子渓(ちょうしけい)であり、凝灰集塊岩の部分が差別侵食されてできた地形が寒霞渓(かんかけい)の奇岩怪石群である。
 気候は典型的な瀬戸内海型であるが、台風時にはしばしば土砂崩れを伴う大災害をおこす。花崗岩の風化土は崩れやすく、1974年(昭和49)7月の七夕(たなばた)豪雨では小豆島町橘(たちばな)地区を中心に山崩れが発生し29人の死者が出た。1976年9月の17号台風のときは、6日間で年降水量以上の雨が降り、小豆島町谷尻(たにじり)地区や西村地区などに土石流が発生し39人の死者を出した。春先から初夏の濃霧の発生も、海上交通が不能になり孤島化するので生活上問題が多い。一方、水不足も深刻で、とくに小豆島町の旧内海町域では毎年のように断水問題が起きている。そのため貯水用ダムや砂防ダムの築造が進んでいる。
 寒霞渓は日本唯一というカンカケイニラやその他貴重な植物や昆虫の宝庫である。野生動物はシカとサルが多い。銚子渓には自然公園「お猿の国」があり餌(え)づけが行われる。シカは県獣でもあって保護されている。[坂口良昭]

産業

江戸時代に始まるしょうゆ業は、小豆島町苗羽(のうま)を中心に島しょうゆの名で広い販路をもっていたが、第二次世界大戦後は千葉県産に押され、現在では佃煮(つくだに)の生産額がしょうゆの生産額を上回っている。近世初期に大和(やまと)(奈良県)三輪(みわ)から手延べそうめんの技法を持ち帰ったといわれる島そうめんは、小豆島町の旧池田町域を中心に盛んに生産される。1950年(昭和25)以来、旧池田町域では電照ギクのハウス栽培が行われ、全国屈指の産地となっており、秋から冬にかけては不夜城の観を呈する。
 県花・県木に指定されているオリーブは1908年(明治41)に政府が地中海地方から導入したもので、小豆島のシンボルである。害虫の多発、オリーブ製品の輸入自由化などのため一時急速に衰退したが、その後回復している。[坂口良昭]

観光・文化

寒霞渓は応神天皇が登ったと伝えられ、古くから知られているが、小豆島がとくに有名になったのは1954年(昭和29)の『二十四の瞳(ひとみ)』の映画化以後のことである。原作は島出身の壺井栄(つぼいさかえ)の小説で、島の玄関口の土庄港には12人の子供と女先生の群像が立つ。島四国とよばれる小豆島八十八か所巡りに訪れる遍路も多い。
 島では歌舞伎(かぶき)を氏神に奉納する農村歌舞伎(地芝居)が残り「肥土山(ひとやま)の舞台」、また祭礼見物用の「池田の桟敷(さじき)」(ともに国指定重要有形民俗文化財)がある。国史跡に大坂城石垣石切丁場(いしきりちょうば)跡、特別天然記念物に宝生院(ほうしょういん)のシンパクがある。[坂口良昭]
『『わたくしたちの小豆島』(1971・小豆郡教育会) ▽壺井栄著『小豆島』(1980・光風社出版) ▽富永航平著『小豆島遍路と旅』(2003・朱鷺書房)』

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世界大百科事典内の小豆島の言及

【小豆島】より

…島の表玄関土庄港をはじめ,池田港,草壁港,坂本港,福田港に高松,岡山,宇野,姫路,大阪,神戸からフェリーなどの定期船が就航している。【坂口 良昭】
[歴史]
 小豆島の名称は《古事記》の国生み神話や,《日本書紀》の応神天皇巡遊伝説にもみえ,古くから〈あつきのしま〉として知られていた。令制では備前国児島郡に属した。…

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