谷中新田(読み)やなかしんでん

日本歴史地名大系 「谷中新田」の解説

谷中新田
やなかしんでん

[現在地名]氏家町狭間田はざまだ

狭間田村の北、東部を市の堀いちのほり用水が南流する。狭間田村の枝郷。寛文九年(一六六九)小野喜伝次が新田取立願(大谷賢一文書)を提出、西隣根本ねもと新田近くの「おつほね」一帯を開墾し、延宝三年(一六七五)新田村として成立した。その段階の筆頭名請人は大谷忠兵衛。初め宇都宮藩領、寛延二年(一七四九)下総佐倉藩領、安永三年(一七七四)上知されて再び宇都宮藩領となり幕末に至る。元禄郷帳の高四五石余。奥州街道氏家宿の助郷高四五石余を勤めた(往還雑記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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