狭間田村(読み)はざまだむら

日本歴史地名大系 「狭間田村」の解説

狭間田村
はざまだむら

[現在地名]氏家町狭間田

柿木沢かきのきざわ新田の北東に位置し、東部を市の堀いちのほり用水が南流する。先土器時代の狭間田A・B遺跡、縄文時代の八斗屋はつとや遺跡、また奈良・平安期の四斗蒔しとまき遺跡などがあり、一説では「和名抄芳賀はが郡の新田にいた郷に比定される。今宮祭祀録(西導寺蔵)によると、応永九年(一四〇二)今宮いまみや神社祭礼の下頭を「迫田」の大田彦清次が勤めている。年未詳の下野国寒川郷等譲状断簡(金沢文庫古文書)に「はさまたのかう」がみえる。宇都宮氏旧臣姓名書には狭間田村の青木姓三人が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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