谷倉(読み)ヤグラ

デジタル大辞泉 「谷倉」の意味・読み・例文・類語

や‐ぐら【谷倉】

谷間斜面岩壁に穴をあけて物を貯蔵する所としたもの。いわむろ。
鎌倉・室町時代山腹につくった横穴式の墓。神奈川県鎌倉市付近に多くみられる。塚穴つかあな

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精選版 日本国語大辞典 「谷倉」の意味・読み・例文・類語

や‐ぐら【谷倉】

  1. 〘 名詞 〙 谷間の斜面の岩壁に穴を掘って、物を貯蔵しておく倉や墓所としたもの。特に、鎌倉時代から室町時代につくられた墓で、山腹を横穴式にくり抜いて納骨し、五輪塔宝篋印塔板碑などの石製供養塔を置いたもの。神奈川県鎌倉市およびその周辺に多く、鎌倉幕府滅亡のときの北条一族のものは有名。〔書言字考節用集(1717)〕

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