谷地田村(読み)やちだむら

日本歴史地名大系 「谷地田村」の解説

谷地田村
やちだむら

[現在地名]酒田市酒井新田さかいしんでん駅東えきひがし幸町さいわいちよう二丁目など

泉新田いずみしんでん村の南にあり、南はかめさき城下東禅寺とうぜんじ分のうち内町組新地。最上川の支流新井田にいだ川下流右岸に位置し、低地のため洪水の被害が多かった。正保五年(一六四八)の土目録(飽海郡誌)に谷地田分として高四五石余、免一ツ九分と載る。低免であることからこの頃開発されたと考えられ、明暦二年(一六五六)の検毛帳(同書)に谷地田村とみえ、村高四五石余。寛文九年(一六六九)検地帳(同書)によると高六七石余・反別六町一反六畝余。貞享年間(一六八四―八八)の村組付(同書)では高九三石余、免四ツ四分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android