谷崎潤一郎と佐藤春夫

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谷崎潤一郎と佐藤春夫

谷崎潤一郎たにざき・じゅんいちろう佐藤春夫さとう・はるお 谷崎佐藤が知り合ったのは、1917年に開かれた芥川龍之介の「羅生門」出版記念会がきっかけ。谷崎は翌年、佐藤が小説李太白りたいはく」を発表するのを後押しして距離はさらに縮まる。谷崎と佐藤は、谷崎の最初の妻千代ちよをめぐる三角関係のもつれで一時は絶交状態になるが、千代が谷崎と離婚して佐藤と結婚、「妻譲渡事件」として30年に話題を呼んだ。2人は晩年まで変わらぬ友情を保ち続けた。

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