谷川寺(読み)こくせんじ

日本歴史地名大系 「谷川寺」の解説

谷川寺
こくせんじ

[現在地名]立花町谷川

真言宗大覚寺派。山号は牛頭山。本尊薬師如来。神亀五年(七二八)行基開基と伝える。建久五年(一一九四)源頼朝が梶原景季を目代、熊野別当湛増を幹事として再興したと伝える(以上「南筑明覧」など)。その棟札をもつ金剛勝こんごうしよう(現瀬高町)末寺であったという(筑後地鑑)。天正七年(一五七九)龍造寺方の軍勢の兵火にかかり焼亡し、その後衰退、立花鑑虎らによって修復されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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