谷本村(読み)やもとむら

日本歴史地名大系 「谷本村」の解説

谷本村
やもとむら

[現在地名]茂原市谷本・東郷とうごう

千町せんちよう村の西の平坦地に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に谷本村とみえ、高八〇石。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳でも村高に変化なく、旗本酒井領。元禄郷帳では高一〇〇石余。このうち二〇石余は、元禄四年(一六九一)の鷹場組合一札(藤乗家文書)新田とある。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高一三四石余、幕府領と武蔵久喜藩(同一〇年の知行地替により出羽長瀞藩となる)領の相給。安政四年(一八五七)の村高民家寺院書上帳(高橋家文書)によると、高一三四石余のうち三四石余は鶴牧藩領で家数一、一〇〇石余は長瀞藩領で家数三六、長瀞藩領分に海蔵かいぞう寺がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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