泰然(読み)タイゼン

デジタル大辞泉 「泰然」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「泰然」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぜん【泰然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 落ち着いて物事に動じないさま。自若
    1. [初出の実例]「泰定は泰然として胸中の定るもの也」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)七)
    2. 「泰然たるものだ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
    3. [その他の文献]〔元史‐許衢伝〕

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普及版 字通 「泰然」の読み・字形・画数・意味

【泰然】たいぜん

おちついていて動揺しないさま。〔金史、顔盞門都伝〕門、性忠厚愨(きんかく)、營壁を安置して、尤も能く愼密なり。の忽ち來ることり、矢石に至ると雖も、泰然自たり。

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