豆坂
まめさか
高田の西南から高陣場山を経て南津軽郡浪岡町に達する山路で、大豆坂とも記す。城下弘前から浪岡を経て陸奥湾岸の油川経由で青森へ達する道が弘前藩の大道筋であったが、浪岡から豆坂を経て、高田村・荒川村を経由する道も青森方面への道路として利用された。文久四年(一八六四)の御領分中道程駄賃定(市立弘前図書館蔵)によれば、浪岡―高田間は四里八町三一間あり、本荷夏一六九文・冬二二〇文、軽尻夏一一三文・冬一四七文、歩行夫夏八五文・冬一一〇文であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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