豊内城跡
とようちじようあと
[現在地名]甲佐町豊内 南谷川
上豊内集落の東、標高九〇メートルの丘陵上にあり、城という小名が残っている。城跡は、東方より延びてくる山並の末端部にあたり比高は五〇メートル。幾段にも重なる階段状地形があり、城跡の中心地は平坦地となっている。また北東側の鞍部は極端にくびれ、地元では「搦手」とよんでいる。城跡南西側の麓には中園という字名があり、近年、同地内に老人ホームが建設された際に多くの五輪塔が出土した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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