日本歴史地名大系 「豊田町村」の解説 豊田町村とよたまちむら 石川県:鹿島郡中島町豊田町村[現在地名]中島町豊田町「といたまち」ともいう。南西部山地から東へ流れる日用(ひよう)川中流北岸の村で、東は河崎(かわざき)村、西は豊田村。荒石比古(あらいしひこ)神社の社人安の兵衛(現安田氏)によって開発されたと伝える。もと豊田村の一部であったが、同社の摂社市姫(いちひめ)社の社前に毎月一六日市場が開設されたことから豊田の町と称され、のちに分村したといわれる(鹿島郡誌)。長領で、寛文一一年(一六七一)の鹿島半郡高免付帳(長文書)によると高三二五石、免五ツ五歩。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by