豊間村(読み)とよまむら

日本歴史地名大系 「豊間村」の解説

豊間村
とよまむら

[現在地名]いわき市平豊間たいらとよま

東は太平洋に面し、北は薄磯うすいそ村・沼之内ぬまのうち村、西は上蔵持かみくらもち村、南は江名えな村。北の境界の塩屋しおや崎の南側に漁港がある。正和四年(一三一五)四月一三日の伊賀頼泰譲状(白河古事考)によれば「みちの国内好島しやうのうちとよまの村」が「しらかはの女子、とよまの御前」に譲られている。暦応四年(一三四一)八月一七日の豊間勝義譲状(光明寺文書)では「岩城郡とよまの村、梨子草屋敷」などが息女尼妙勝に一期分として譲られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android