ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「象徴形式の哲学」の意味・わかりやすい解説
象徴形式の哲学
しょうちょうけいしきのてつがく
Philosophie der symbolischen Formen
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…第1次大戦によるそれの中断は《自由と形式》(1916)という独自のドイツ精神史研究を生み出し,戦後19年には新設のハンブルク大学哲学科の正教授に迎えられた。美術史研究のために独自の視角から多くの文献を集めたワールブルク文庫(ワールブルク研究所)もあったこのハンブルクで,彼は20年代のすべてを費やして後期の代表作《象徴形式の哲学》3巻(1923‐29)を書き継ぐ。その問題意識は,《実体概念と関数概念》(1910)にまでさかのぼるというが,実際にはやはり第1次大戦による理性信仰の動揺・崩壊を契機として確固たるものとなったとみられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」