貔(漢字)

普及版 字通 「貔(漢字)」の読み・字形・画数・意味


17画

(異体字)豼
11画

[字音]
[字訓] けもの

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ひ)。重文の字は比(ひ)声。〔説文〕九下に「の屬なり」とあり、〔詩、大雅、韓奕〕に「其の貔皮を獻ず 赤羆(くわうひ)」とあり、呂梁山中に棲む猛獣であるらしい。〔書、牧誓〕にも「(ねが)はくは桓桓たれ。虎の如く貔の如く、熊の如く羆(ひぐま)の如くあれ」とみえる。

[訓義]
1. けもの、猛獣。
2. たぬき。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕貔・豼 虎の屬なり。猛獸。、貍なり 〔字鏡集〕貔・豼 タケキケダモノ・タヌキ

[熟語]
貔環貔貅貔虎・貔皮・貔貔武貔貍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android