貝塚[市](読み)かいづか

百科事典マイペディア 「貝塚[市]」の意味・わかりやすい解説

貝塚[市]【かいづか】

大阪府南部の市。1943年市制。大阪湾岸の中心市街は,中世貝塚御坊願泉寺の寺内町として成立,和泉木綿と櫛(くし)の取引で繁栄した。1934年大日本紡績(現ユニチカ)貝塚工場の創設後,紡績工業都市として発展,織布,ワイヤロープの生産も多い。阪和線,南海電鉄本線,阪和自動車道が通じる。和泉山脈北麓は溜池灌漑(ためいけかんがい)による米作,タマネギ栽培が盛ん。水間鉄道の終点水間に水間寺,木積(こつみ)には釘無(くぎなし)堂で有名な木積寺がある。43.93km2。9万519人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android