貝香(読み)カイコウ

デジタル大辞泉 「貝香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こう〔かひカウ〕【貝香/甲香】

貝、アカニシのふた。粉末にして練り香の材料とする。へなたり。こうこう。

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精選版 日本国語大辞典 「貝香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こうかひカウ【貝香・甲香】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かいごう」とも ) アカニシの蓋(ふた)。粉末にして煉香(ねりこう)の材料に用いる。こうこう。あきのふた。
    1. [初出の実例]「甲香は、ほら貝のやうなるが、小さくて、口のほどの、細長にして出でたる貝のふたなり」(出典:徒然草(1331頃)三四)

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