貢する(読み)コウスル

デジタル大辞泉 「貢する」の意味・読み・例文・類語

こう・する【貢する】

[動サ変][文]こう・す[サ変]
貢ぎ物を差し上げる。
人材を推挙する。貢挙する。
諸国より―・するを貢人という」〈榊原芳野編・文芸類纂〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貢する」の意味・読み・例文・類語

こう‐・する【貢】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]こう・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. みつぎものをささげる。また、身を投げ出して尽くす。奉仕する。貢進する。
    1. [初出の実例]「陸奥蝦夷貢方物」(出典続日本紀‐文武元年(697)一〇月壬午)
    2. 「死も亦生に貢する一つの流れに過ぎないのだ」(出典:草の葉(1913)〈有島武郎〉)
  3. 人材を推挙する。貢挙する。
    1. [初出の実例]「凡貢人。皆本部長官。貢送太政官。若無長官。次官貢」(出典:令義解(718)考課)

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