貧乏揺(読み)びんぼうゆるぎ

精選版 日本国語大辞典 「貧乏揺」の意味・読み・例文・類語

びんぼう‐ゆるぎビンバフ‥【貧乏揺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. びんぼうゆすり(貧乏揺)
    1. [初出の実例]「我と花のちるはびんほうゆるき哉〈安明〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)
  3. ( 下に打消の語を伴って用いる ) ほんのちょっと動くこと。
    1. [初出の実例]「お気遣ひなされますな。貧乏(ビンボウ)ゆるぎもさせませぬ」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)三)

びんぼう‐ゆすりビンバフ‥【貧乏揺】

  1. 〘 名詞 〙 すわっているとき、膝のあたりを絶えずこまかくゆり動かすこと。びんぼうゆるぎ。びんぼうぶるい。
    1. [初出の実例]「珍説がある咄ましょと、貧乏動揺(ビンボウユスリ)しながら」(出典:談義本銭湯新話(1754)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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