貧乏隠(読み)びんぼうかくし

精選版 日本国語大辞典 「貧乏隠」の意味・読み・例文・類語

びんぼう‐かくしビンバフ‥【貧乏隠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貧乏を隠そうとして体裁を飾ること。また、そのために使う物。
    1. [初出の実例]「友のがりゆきて予が貧乏かくしの屏風の下張を望み侍るに」(出典:仮名草子・よだれかけ(1665)序)
  3. 特に、押入れのこと。
    1. [初出の実例]「かかる人は押入にだもおとれり、世に貴様を貧乏(ビンボフ)かくしといふ、雑具を入るるゆゑんにあらず」(出典滑稽本・滑稽雌黄(1759)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android