貧民学校(読み)ひんみんがっこう(その他表記)ragged school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「貧民学校」の意味・わかりやすい解説

貧民学校
ひんみんがっこう
ragged school

イギリスにおいて,下層階級を対象としてつくられた学校。 19世紀初めポーツマスの一靴商であった J.パウンズが自分の店に近隣の貧困児童や浮浪児を集めて読み,書き,算術および初歩的な職業訓練を授けたのが最初といわれる。キリスト教的人道主義見地から富裕者の寄付でイギリス各地に設立され,1844年にはロンドンに貧民学校連盟が結成された。 56年からは国庫補助もあったが,19世紀末には義務教育制度が確立してその役割を終えた。

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