貨幣ベール説(読み)かへいベールせつ(その他表記)veil of money

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「貨幣ベール説」の意味・わかりやすい解説

貨幣ベール説
かへいベールせつ
veil of money

貨幣実物経済のうえにかけたベールのようなものにすぎず,実物経済の動きを円滑にはするが,その本質にはなんの影響を与えるものでもなく,経済現象の本質を明らかにするには貨幣というベールを取去って,実物経済それ自体を分析しなければならないという考え方貴金属ないし貨幣こそが富と考えた重商主義に対する反動の強かった古典学派時代からケインズ革命にいたる頃までに重要ないくつかの例外はあるものの,かなり有力な貨幣説であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む