貫納(読み)カンノウ

精選版 日本国語大辞典 「貫納」の意味・読み・例文・類語

かん‐のうクヮンナフ【貫納】

  1. 〘 名詞 〙 田畑の年貢として米のかわりに銭貨で上納すること。米と銭の比率は、鎌倉時代から米一石に銭一貫文を定法としたが、江戸時代には金一両(永楽銭一貫文、銭四貫文)を米二石五斗替とするところが多かった。
    1. [初出の実例]「信州に在る貫納の事を聞くに〈略〉永二百八拾文貫すともいへり」(出典:甲斐国志(1804‐18)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む