貯精嚢(読み)ちょせいのう(その他表記)sperm reservoir; seminal vesicle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「貯精嚢」の意味・わかりやすい解説

貯精嚢
ちょせいのう
sperm reservoir; seminal vesicle

下等動物において,精巣内で完成,成熟した精子を射精時までたくわえる嚢をいう。貧毛類では精子は未完成の精細胞の塊として精巣を離れ,貯精嚢内で初めて成熟する。頭足類では内部多数の溝があり,精子はこの溝の中で束にまとめられている。板鰓類では輸精管外端近くの膨大部を貯精嚢という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む