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板鰓類 ばんさいるい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

板鰓類
ばんさいるい

軟骨魚綱(→軟骨魚類)板鰓亜綱 Elasmobranchiiに属する魚の総称。サメ類エイ類からなる魚類で,骨格は軟骨からできている。鰓は片鰓。鰓孔は通常 5対で,サメ類では体の側面に,エイ類では体の腹面に開いている。

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デジタル大辞泉の解説

ばんさい‐るい【板×鰓類】

軟骨魚綱板鰓亜綱の魚の総称。サメ類・エイ類の大部分が含まれる。えら・えらあなは5~7対あり、体表には楯鱗(じゅんりん)とよぶざらざらしたうろこがある。海産で肉食性。

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世界大百科事典 第2版の解説

ばんさいるい【板鰓類】

軟骨魚綱板鰓亜綱Elasmobranchiiに属する魚類の総称。一般にはサメ・エイ類という。板鰓とは鰓弁(さいべん)が板状に配列することに由来する。現生種は全世界に800~850種が分布し,熱帯から寒帯域,沿岸の浅瀬から数千mの深海までの広い範囲に生息する。なかには淡水域で一生を終える種類もある。大きさは十数cmから18mに達するものまでさまざまである。同じ軟骨魚類である全頭亜綱(ギンザメ類)とは,えらは片鰓で鰓裂が5~7対あり,各鰓裂は別々に外通する,背びれや背びれの棘(きよく)を自由に倒すことができない,歯が多く各歯は癒合しない,上あごは頭蓋骨と全部分で癒着しない,総排出孔がある,雄には腹びれ前部と前額に交尾用の把摑(はかく)器がないなどで区別される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

板鰓類
ばんさいるい
[学]Elasmobranchii

ギンザメ類のみを含む全頭(ぜんとう)亜綱Holocephaliとともに軟骨魚綱を構成する魚類の総称。特殊な小グループであるギンザメ類(全頭類)を除いたサメ・エイ類の大部分が含まれる。横口(おうこう)類Plagiostomiともいわれていた。鰓孔(さいこう)が5~7個で独立に開くこと、内部骨格が軟骨であること、頭蓋骨(とうがいこつ)は一続きの軟骨の箱であること、脊椎骨(せきついこつ)の椎体が発達し、脊索(せきさく)は椎体ごとにくびれること、あごの歯が多数で歯板を形成しないこと、第1背びれは固定していて自由に倒伏できないこと、尾びれは異尾であること、体表は普通粗雑な楯鱗(じゅんりん)で覆われること、雄の腹びれに交接器が発達し、体内受精をすること、腸に螺旋弁(らせんべん)を備えること、鰾(ひょう)(うきぶくろ)を欠くことなどの特徴をもつ。
 古生代デボン紀中期に出現し、古生代から中生代にかけて進化して現代のサメ・エイ類へと進化した。現存する板鰓類は鰓孔が側方に開くサメ類Selachiiと腹面に開くエイ類Batoideaに大別されるが、一群として取り扱う研究者もいる。サメ類はさらに臀(しり)びれがあるネズミザメ類Galeomorphaと臀びれがないツノザメ類Squalomorphaに分かれる。前者にはネコザメ目、テンジクザメ目、ネズミザメ目、メジロザメ目などが、後者にはラブカ目、カグラザメ目、ツノザメ目、カスザメ目、ノコギリザメ目などが含まれる。エイ類はシビレエイ目、ノコギリエイ目、ガンギエイ目、トビエイ目、トンガリサカタザメ目、サカタザメ目などからなるが、目の設定は研究者によってかなり異なる。2006年時点でサメ類は34科403種、エイ類は17科534種が現存する。
 サメ類にはオナガザメ、シュモクザメ、メジロザメなどのように遊泳力があり、肉食性の強い種が多いが、なかにはクラカケザメ、オオセなどのように海底にすむもの、カラスザメ、チヒロザメなどのように深海にいるもの、プランクトンを濾(こ)して食べるジンベイザメやウバザメもいる。また、1976年に初めて発見された科として話題になったメガマウスがいる。エイ類は底生生活によく適応するように進化したグループであるが、トビエイ類やマンタなどを含むイトマキエイ類が属するトビエイ科には多くの遊泳性の種がいる。[落合 明・尼岡邦夫]

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世界大百科事典内の板鰓類の言及

【軟骨魚類】より

…鼻孔は1対で多くの種類では口の前方に開いており,ときには口と鼻をつなぐ鼻口溝(びこうこう)を有する(テンジクザメ類やアカエイ類)場合もある。えらは櫛(くし)状で,板鰓類では片鰓(へんさい),全頭類では全鰓となる。少なくとも胚期には噴水孔がある。…

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