貰乳(読み)もらいぢ

精選版 日本国語大辞典 「貰乳」の意味・読み・例文・類語

もらい‐ぢ もらひ‥【貰乳】

〘名〙 母親の乳が出ない時などに、他の女性から乳をもらって子に飲ませること。もらいちち。
浮世草子西鶴織留(1694)六「いまだ摺粉にても埒(らち)あかねば、もらひ乳(チ)の不自由さ」

もらい‐ちち もらひ‥【貰乳】

〘名〙 (「もらいぢち」とも) =もらいぢ(貰乳)
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「もらい乳ゆすぶり込がちそう也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android