貰引(読み)もらいびき

精選版 日本国語大辞典 「貰引」の意味・読み・例文・類語

もらい‐びきもらひ‥【貰引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遊里で、客のついている遊女芸者が、他の客に呼ばれてその席をさがらせてもらうこと。もらい。
    1. [初出の実例]「今宵の御客は貰(モラ)ひ曳(ヒキ)の出来ぬ筋」(出典談義本・八景聞取法問(1754)五)
  3. 転じて、無理にもらい受けること。強引に譲ってもらうこと。
    1. [初出の実例]「喧𠵅の方人、女房娘のもらひ引(ヒキ)、〈略〉此等の事をさへ、慎めば」(出典:談義本・教訓乗合船(1771)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む