買馴染(読み)かいなじむ

精選版 日本国語大辞典 「買馴染」の意味・読み・例文・類語

かい‐なじ・む かひ‥【買馴染】

〘他マ五(四)〙 遊女などをたびたび買ってなじみとなる。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四「先年小町田浩爾が買(カヒ)なじみて、竟(つひ)に根引して、其妾とはなしたるなりけり」

かい‐なじみ かひ‥【買馴染】

〘名〙 幾度も買ってその遊女のなじみになっていること。また、その遊女。
歌舞伎白縫譚(1853)七幕「もと浪六が筑前奉公稼きに居た時分博多の廓の買馴染」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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