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貿易手続き電子化 ぼうえきてつづきでんしかelectronic documentation & processing for international trade

知恵蔵の解説

貿易手続き電子化

荷為替信用状や船積み書類の発行接受など一連の貿易手続きの電子化、ペーパーレス化を実現するために、国際的な合意や標準化の実務ルール作り、電子化した船積み書類などに関する権利義務関係など法制度の見直し、通関情報システムなど行政手続きとのリンクなどが検討されてきた。なかでも欧州で始まり世界標準に向かってグローバルな貿易EDI(電子データ交換)を目指しているのがBOLEROである。米国、欧州、日本などの銀行間で運営されている国際電子金融決済機構SWIFTを利用して、ロンドンに本部を置くBolero.netが先行して商業化している。輸出業者が船荷証券やインボイス(荷物送り状)など貿易取引に関わる書類を電子データ処理し、輸入者や自社の海外現地法人、運送業者、通関業者、銀行等に電送することで、契約から決済までインターネットを利用して内容の照合や必要な認証など、貿易取引の膨大な情報のやりとりを迅速に処理する。また同時多発テロ以後、米国のテロ対策強化で、米国電子通関システム使用による輸入貨物の税関への事前申告が義務づけられ、貿易手続きの電子化がさらに促進されている。

(永田雅啓 埼玉大学教授 / 松尾寛 (株)三井物産戦略研究所副所長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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