普及版 字通 「賁」の読み・字形・画数・意味


13画

(異体字)賁
12画

[字音] ヒ・フン・ホン
[字訓] かざる・おおきい・うつくしい・やぶれる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は(ひ)の省文。〔説文〕六下に「るなり」と訓し、(き)声とするが、声が異なる。〔京房易伝〕に「五色らざる、之れをと謂ふ」とあり、雑彩の飾りをいう。西周期金文賜与に「(ひちやう)(、弓袋)」「(ひかう)」などがあり、花模様や、貝飾を施したものであろう。は華の象形、貝を以て飾ったものをという。

[訓義]
1. かざる、かざりを加える。
2. おおきい、みちる。
3. うつくしい、いろがまじる。
4. わきたつ、ふきまける、やぶれる、はしる、いかる。

[古辞書の訓]
名義抄 カザル・ツツム・フルフ・ハカル・イサム 〔立〕 セム・イサム・カザル・カサヌ・オフ・ツヒヤス

[声系]
〔説文〕に声として(噴)・(墳)など十二字を収める。は華が咲き乱れる形で、内にある力が外にあらわれる意がある。声の字はその声義を承ける。

[語系]
biunは斌・彬pin、miunと声義近く、また(斐)phiui、匪piui、班・斑penなどもみな色の入りみだれたような美しさをいう。同系の語とみてよい。

[熟語]

[下接語]
・虎・光・敷・褒

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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