賃金相場(読み)ちんぎんそうば

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賃金相場」の意味・わかりやすい解説

賃金相場
ちんぎんそうば

労働市場において,特に春闘などで賃金が決定される場合,主導的な世間相場が存在することが多い。企業規模,産業の種類,地域などの点で類似点を持つ企業は,さまざまな準拠規定を設定し,自らの企業の賃金水準を決定している。石油危機後の安定成長期では,労働力需給の緩和,企業間競争の激化から,世間相場の影響力は以前より低下したものの,最近の労働力需給の引き締まりとともに,世間相場の影響力は再び高まっている。なお春季労使交渉は,民間主導産業の交渉から始まり,公共部門,同種産業,関連中小企業へと,その影響が波及する。

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