賃金設定政策(読み)ちんぎんせっていせいさく(英語表記)wage fixing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賃金設定政策」の意味・わかりやすい解説

賃金設定政策
ちんぎんせっていせいさく
wage fixing

生産量・雇用量を拡大するような賃金を設定する政策。この政策と物価安定を目標とする総需要管理政策を組み合わせることによって,スタグフレーションに対処することができるとされるが,このポリシー・ミックスを提唱する者を,伝統的ケインジアンに対して新ケインジアンと呼び,代表者としては J.E.ミードがあげられる。このような雇用促進的賃金設定政策は,いわゆる NAIRU (インフレを加速しない失業率) を引き下げる可能性を生み出す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android