資政新篇(読み)しせいしんぺん(その他表記)Zi-zheng xin-pian; Tzü-chêng hsin-p`ien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「資政新篇」の意味・わかりやすい解説

資政新篇
しせいしんぺん
Zi-zheng xin-pian; Tzü-chêng hsin-p`ien

中国,清末の太平天国内で示された政治改革に関する書。1巻。干王洪仁 玕 (天王洪秀全族弟) 著。咸豊9 (1859,太平天国9) 年発表。アメリカなど先進国政治や諸制度を紹介しながら,鉄道汽船などの交通機関の建設整備,銀行設立や鉱山開発その他の資本主義的な改革推進を提唱しているが,土地問題には及んでいない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android