政治改革(読み)セイジカイカク

デジタル大辞泉 「政治改革」の意味・読み・例文・類語

せいじ‐かいかく〔セイヂ‐〕【政治改革】

既存政治体制を維持しながら、弊害のある制度慣行を改めたり倫理規範を確立したりすることによって、政治がより適切に行われるようにすること。
[補説]日本では特に、1980年代後半に大手就職情報会社が政官財界の有力者に対し、子会社未公開株を譲渡したり、政治献金を行ったりした贈収賄事件をきっかけに、1990年代に実施された衆議院選挙制度の改正や政治資金規正などの一連改革をいうことが多い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「政治改革」の意味・わかりやすい解説

政治改革
せいじかいかく

海部内閣総辞職。続いて誕生した宮沢内閣のときも,佐川急便事件で再び改革を求める世論が強まったが,改革反対派の動きによって法案提出はできないまま辞任に追込まれ,同時に自民党分裂,55年体制の崩壊という事態を招いた。 93年8月に成立した連立与党内閣の細川首相は,自らの使命を政治改革一本に絞るとし,選挙制度改革法案成立を目指し,94年1月,政府原案を一部修正をして成立にこぎつけた。

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