精選版 日本国語大辞典 「賤子」の意味・読み・例文・類語 せん‐し【賤子】 〘 名詞 〙 ( 「せんじ」とも )① 自分をへりくだっていう時に用いる語。やつがれ。[初出の実例]「賤子魯水奔波之時、雖レ知二魚為龍之道一」(出典:本朝文粋(1060頃)八・山晴秋望多詩序〈藤原惟成〉)[その他の文献]〔漢書‐遊侠伝・楼護〕② 身分のいやしい人。下賤の男。〔日葡辞書(1603‐04)〕賤子の補助注記「日葡辞書」には「Yaxiqi(ヤシキ) ヲトコ」とあるが、「Iyaxiqi(イヤシキ) ヲトコ」の誤りと思われる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例