質庫(読み)しちこ(その他表記)zhi-ku; chih-ku

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「質庫」の意味・わかりやすい解説

質庫
しちこ
zhi-ku; chih-ku

「しっこ」「ちこ」とも読む。解庫,抵当庫,典当舗などともいう。中国質屋から発展した利貸金融機関。商業の発達した宋代以後成長をとげ,合資の形で資本を拡大し,放債家,質庫戸などが経営にあたった。寺院の質庫は長生庫,無尽蔵などとも呼ばれた。

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関連語 項目

普及版 字通 「質庫」の読み・字形・画数・意味

【質庫】しつこ

質屋。

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世界大百科事典(旧版)内の質庫の言及

【典当鋪】より

…典も当も日本でいう質の意味。古くは質庫,抵当庫,解庫,解典庫などといい,清代から民国時代にかけては典当鋪(舗),典鋪(舗),当鋪(舗),質当鋪(舗)などと呼ばれた。5世紀,南北朝のころ,貧民救済のために寺院が質庫を設けたのが始まりとされ,最初は社会事業的な性質をもっていた。…

※「質庫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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