普及版 字通 「贍」の読み・字形・画数・意味


20画

[字音] セン
[字訓] たす・すくう・ゆたか・おおい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(せん)。はひそかに神に祈り、声のくだくだしいこと。声の字に、多くて余りある意をもつものが多い。〔説文新附〕六下に「給(た)すなり」とあり、贍贍救のように用いる。すべて十分なことをいう。

[訓義]
1. たす、たる、たすける、にぎわす。
2. ゆたか、おおい。
3. 字はまたに作る。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕贍 ニギハフ・ヨロコブ・タスク・ムカフ・ユタカナリ・オホカリ 〔字鏡集〕贍 ミチハロシ・モテ・オホシ・アマネシ・タスク・オホカリ・ニギハフ・アキタル・ユタカナリ・ヨロコブ・ムカフ

[熟語]
贍遺・贍育贍郁・贍逸贍鬱贍雅・贍学・贍救・贍給贍護贍宏・贍済・贍私贍辞贍恤・贍贍助贍縟贍振・贍切・贍足・贍智・贍通・贍美贍敏贍富・贍文・贍聞贍腴・贍用・贍麗
[下接語]
饒贍・宏贍・豪贍・振贍・賑贍・清贍・精贍・博贍・美贍・敏贍・富贍・文贍・豊贍・優贍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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