赤井手村(読み)あかいでむら

日本歴史地名大系 「赤井手村」の解説

赤井手村
あかいでむら

[現在地名]米子市赤井手

一部いちぶ村の北、佐陀さだ川西岸近くにある。古くは赤出あかいで村と記された。永禄一二年(一五六九)と推定される九月二八日付の宇山久信宛天野隆重書状(閥閲録)に「会見郡赤井手」五〇〇貫とみえ、久信の軍忠を賞し、その父久兼以来の所領としてかねてより毛利氏が約束してきた地一千二〇貫の知行宛行が実現されるよう努めることを約している。

正保国絵図には赤出村とみえる。拝領高は一千一九石余。寛永一二年(一六三五)の下札(山陰歴史館蔵)では一千一一二石余、物成五三〇石余。寛文八年(一六六八)の下札(同館蔵)では一千一三四石余、荒尾采女の給地二七二石余、山池の池田氏給地二五八石余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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