赤外放射(読み)せきがいほうしゃ(その他表記)infrared radiation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤外放射」の意味・わかりやすい解説

赤外放射
せきがいほうしゃ
infrared radiation

低温の物体から放出される電磁波一種で,可視光線の長波長側の端(約 780nm)から数千μmまでの波長範囲のもの。プランクの放射式によって,物体の出す放射温度が低くなるにつれて長波長側にずれることがわかっている。低温の地球表面や大気が放出している放射はすべてこの赤外放射である。高温太陽からは可視光線や紫外線が放出されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 プランク

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android