可視光線(読み)カシコウセン

デジタル大辞泉 「可視光線」の意味・読み・例文・類語

かし‐こうせん〔‐クワウセン〕【可視光線】

人間肉眼で感じることのできる光線波長が380~770ナノメートル程度で、太陽光線や電気の光などがこれに含まれ、波長の長短によって赤から青紫まで色の感じ方が違ってくる。
[類語]放射線放射能宇宙線赤外線熱線遠赤外線紫外線アルファ線ベータ線ガンマ線エックス線レントゲン線

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精選版 日本国語大辞典 「可視光線」の意味・読み・例文・類語

かし‐こうせん‥クヮウセン【可視光線】

  1. 〘 名詞 〙 人間の目に感じられる普通の光線。波長約七八〇〇~三八〇〇オングストローム程度で、単色光では赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順に波長が短くなる。可視線。
    1. [初出の実例]「太陽からやって来る可視光線は」(出典:近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄〉モネ)

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百科事典マイペディア 「可視光線」の意味・わかりやすい解説

可視光線【かしこうせん】

電磁波うちで,光として人間の目に見えるもの。波長が大体380〜810nmナノ)の範囲(人によって多少違う)で,波長の短い方から順に,すみれ(380〜430,以下単位nm),青(430〜490),緑(490〜550),黄(550〜590),だいだい(590〜640),赤(640〜810)の色感を生じる。これより波長の短いものは紫外線,長いものは赤外線
→関連項目回折格子蛍光灯電磁波

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可視光線」の意味・わかりやすい解説

可視光線
かしこうせん
visible radiation

光が電磁波一部であるということがわかってから,ほかの電磁波,特に紫外線と区別するために,人の眼に見える波長の光を可視光線と呼ぶようになった。可視光線の波長範囲は約 380nmから 780nm程度までで,約1オクターブになる。

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化学辞典 第2版 「可視光線」の解説

可視光線
カシコウセン
visible rays, visible radiation

ヒトの眼に見える電磁波.波長範囲は400 nm 弱から800 nm 弱,個人差がある.波長によって色感覚が異なる.紫380~430 nm,青430~490 nm,緑490~550 nm,黄550~590 nm,橙590~640 nm,赤640~770 nm.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

家とインテリアの用語がわかる辞典 「可視光線」の解説

かしこうせん【可視光線】

人が肉眼で光として見ることができる電磁波。波長は約380~780nm(ナノメートル)の範囲。波長の短いものから長い順に、紫・青・緑・黄緑・黄・黄赤・赤の光になる。

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