赤外線加熱(読み)せきがいせんかねつ(その他表記)infrared heating

改訂新版 世界大百科事典 「赤外線加熱」の意味・わかりやすい解説

赤外線加熱 (せきがいせんかねつ)
infrared heating

赤外線放射を利用する電気加熱の一方式。自動車などの塗装乾燥に用いられる赤外線電球は主として波長0.76~2.5μmの近赤外域を放射,家庭暖房にも用いられている表面温度の低いシースヒーターは主として2.5~1000μmの遠赤外域の放射を意図している。工業向けには後者の放射をねらった面状放射素子が開発されつつある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 真人 市川

世界大百科事典(旧版)内の赤外線加熱の言及

【電気加熱】より

…(4)高周波電界中に置かれた被熱誘導体(電気の絶縁物)中の誘電損に基づく発熱による誘電加熱。(5)赤外線放射による赤外線加熱。そのほか,電子ビームやイオンの衝突エネルギーによる加熱,レーザーによる熱加工もある。…

※「赤外線加熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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