赤外線を放射させ、その性質を利用する電球。普通の電球からの放射エネルギーも大部分は赤外線であるといってよいが、赤外線電球では、フィラメントの温度を低く(色温度2000~2500ケルビン)設計し、赤外線の相対出力をさらに多くしてある。一般に反射形のものが多く、長寿命、大容量(250ワット、500ワットなど)である。赤外線電球は熱放射が多く、照射物への透過性もよいため、工業や畜産業などで加熱、乾燥、暖房などに利用されている。さらに保温効果により血液の循環、汗の分泌などを促進するので、美容や医療などにも使われている。また石英管形は棒状なので、小型の加熱炉や電子複写機(コピー機)の定着、塗装乾燥、半導体製造装置などに使用されている。
赤外線を得る手段としては、赤外線電球は効率のよい光源である。電球をハロゲン電球化したハロゲンヒーターもこの分野では普及している。
[小原章男・別所 誠]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新